市立札幌開成中等教育学校 生徒会執行部は、2025年7月10日~12日に開祭される、第9回開成祭にて、生徒自らが企画・開発した入場ゲートをはじめとしたシステムを導入いたします。
特定非営利活動法人SETBは、主にクラウド環境の支援と技術的なアドバイスを提供を行ない、プロジェクトチームの一つとして関わらせていただきました。本件に係るご連絡については、本ページ下部にあるお問合せ先までお願いします。
電子チケット・入場ゲートによる、効率的な入退場を実用化します!
システム1: 電子チケットシステム
■概要
従来の紙チケットに代わり、スマートフォンで表示可能な「電子チケット」を導入します。これにより、入場時の待ち時間を短縮することに加え、紙資源の削減や紛失のリスクを低減します。
■利用方法
来場者は、事前に生徒から共有された生徒番号とPINを使用して、特設ウェブサイトより電子チケットを発券します。当日は、QRコードをスマートフォン等の画面に表示、もしくは印刷したものを持参し、入口の認証ゲートにて読み取ることで入場できます (Google Wallet対応) 。
また、QRコードは一度限り有効とし、発券試行回数の制限も導入することで、不正な利用を防止します。
■運用
チケットの発券はおよそ2週間前から当日まで可能となります。PaaSを利用することで当日の急激なアクセスの増加にも柔軟に耐えられるよう設計しています。
システム2: 認証ゲート
■概要
来場者の電子チケット (QRコード) をスムーズかつ正確に認証するために、独自に設計・開発した「自動認証ゲート」を設置いたします。QRコードリーダーを備えた木製ゲートで、迅速に入場処理を行うことを目指します。従来の人の目で名簿を参照する方式と比較して、入場速度とセキュリティが向上します。
■利用方法
来場者は、あらかじめ発行された電子チケット (QRコード) をスマートフォン画面に表示、もしくは紙に印刷して持参し、入口に設置された自動認証ゲートにかざします。
QRコードを読み取ると、有効性が確認され、ゲートが開きます。このゲートにより、開場時の混雑を大幅に緩和し、より快適でスムーズな入場体験を提供します。
■開発・運用
ホームセンターなどで入手可能な檜すのこで開発し、QRコードの読み取りをはじめとする入場処理にはRaspberry Piを使用しています。また、給電にはPoEを使用することで配線をシンプルにしています。
■ゲートの様子
映像を用いて、より魅力ある学校祭を演出します!
システム3: 大階段前の壁を利用したプロジェクションマッピング
今年度、新たな試みとして2F大階段前にある白色壁を使用しアニメーションや情報を投影するプロジェクションマッピングを実施いたします。
■概要
本校生徒による企画・制作のもと、開成祭の雰囲気を盛り上げる映像演出として、校内の大階段前に設置された壁面にプロジェクションマッピングを投影します。映像には、開成祭の企画紹介やスケジュール案内、開成祭オリジナル映像などが含まれ、来場者に対して視覚的に魅力ある情報提供を行います。
■運用
投影は開成祭期間中、定期的にループ上映される形式で行います。投影内容はすべて本校生徒が制作し、機材設置から運用に至るまで、生徒主体で進めています。
また、時間帯や混雑状況に応じて、演出の切り替えや音声付きの案内も導入予定であり、より一層の臨場感を演出します。これによって、来場者の皆様にとって開成祭が一層記憶に残る体験となることを目指します。
よりわかりやすい案内システムを構築します!
システム4: 洗練された案内サイネージ
昨年度試行した、ステージ企画について案内するサイネージをよりわかりやすいものとします。
■概要
来場者が迷うことなく開成祭を楽しめるよう、校内数か所に設置されるデジタルサイネージ(案内板)に、リアルタイムで更新される情報を表示します。ステージ発表のタイムテーブル、教室企画の案内などを表示し、開成祭の「いま」がひと目で分かるよう設計しています。
■運用
案内サイネージは、複数のディスプレイを用いて主要な動線上に配置されます。表示される情報は、事前に設定したスケジュール通りに自動で切り替えが行われますが、本校生徒が生徒会本部でOBSを用いて管理・更新しており、柔軟な運用が可能です。デザイン面では昨年度のフィードバックを反映し、レイアウトや色彩、フォントに至るまで改善を施しました。本システムにより、来場者の利便性向上とともに、運営の負担軽減にも貢献します。
開祭式におけるドローン空撮映像の活用について
開祭式に使用する映像に、敷地内上空から撮影したドローンによる空撮映像を使用いたします。空撮ならではのダイナミックな映像表現により、式典の幕開けを迫力ある演出で彩ります。撮影には、DJI Mavic 3Eを使用し、陸上自衛隊丘珠駐屯地および国土交通省東京航空局より正式な許可を取得した上で、安全に配慮しながら飛行を実施しました。操縦は本校生徒が担当し、開祭式に向けて動画の企画・編集も生徒主体で進めています。当日は、照明技術を駆使した演出も予定しており、映像とともに開祭式を一層印象的なものとします。
協力団体およびプロジェクトチームについて
各システムの導入に際し、執行部を中心に、学内外の協力を得て構成された「プロジェクトチーム」で活動しています。本チームは、それぞれの強みを活かし、企画立案から実装・運用に至るまでを包括的に担い、技術と教育の両立を目指して取り組みを進めています。
構成団体
■市立札幌開成中等教育学校 生徒会執行部 開成祭 総務課 (代表)
全体の統括・企画運営を担い、学校祭の新たな在り方を提案・推進しています。
■特定非営利活動法人SETB (プロデュースおよび環境支援)
「SETB Apps」などのデジタルツールを通じた教育の支援を行うNPO法人。クラウド環境の支援と技術的なアドバイスを提供しています。(https://setb.jp/)
■学生団体Keisei (開発)
本校生徒によって構成された学生団体で、教育アプリの開発やITイベントの開催、ドローン飛行などおもろいことを行う。チケットシステムや認証ゲートの設計、開発を担当しています。(https://keisei11.com/)
本件に関するお問い合わせ・取材に関するお問い合わせ
本件に関するお問い合わせ・取材のお申し込みは以下までご連絡ください。
011-788-6987
市立札幌開成中等教育学校 生徒支援部
担当: 内海