Chromebook、iPad、Macbook、Windows、Androidタブレットなど、様々なデバイスで動作します。
SETBは、札幌市立栄町小学校と共同で、教育機関向けのオーダーメイドシステム開発事業「SETB Education Edition」の一環として、「推しのまちプロジェクトまちづくりアプリ」を開発しました。このアプリは、小学5年生の総合的な学習の授業で利用され、子どもたちが環境問題について学びながら、創造的にまちづくりを考えていけることを目指しています。
実際のアプリ画面
背景と開発のきっかけ

本アプリは、小学5年生の総合的な学習の一環として開発されました。栄町小学校で前期に行われた「推しの木プロジェクト」を通じて、環境問題に対する関心が高まったことを受け、後期の学習テーマとして「環境」が選ばれました。

アプリの目的と期待される効果

このアプリは、従来のまちづくりゲームとは異なり、環境問題を意識した教育的要素を盛り込んだオリジナルのアプリです。子どもたちは、まちづくりを通じて、創造力を発揮し、自らの「推しのまち」を作成します。
また、シンプルなデザインを取り入れることにより、アプリが要求するスペックを下げることができ、GIGAスクール構想で貸与されている一人一台端末でも容易に使用することができます。

アプリの主要機能と設計

アプリには、以下の機能が実装されています:
マップ作成機能: 限られた土地に森林、工業地区、商業地区、高層住宅地区、低層住宅地区などの区分けをし、バランスを取るシミュレーションを行います。マス目を使った直感的な操作が可能です。
シミュレーション機能: 地区の配置によって森林の割合をリアルタイムで確認でき、学習を深めることができます。
セーブ&ロード機能: 作成した街の状態を保存し、いつでも再開できるようにします。また、セーブしたデータを他人に共有することで、友達と推しのまちを共有することが可能です。
さらに、このアプリは、Chromebookを使用して小学校の授業に適した設計がなされており、操作が簡単で楽しいとともに、学習効果を高める工夫がされています。

技術と操作性

アプリは、Google社が開発するChromeブラウザ上で動作することを前提に開発され、札幌市立の学校で広く使用されているChromebookで快適に動作します。子どもたちが直感的に操作できるように設計され、気が散るような余計なエフェクトや広告はありません。

今後の展開

当法人では、このアプリを他の教育機関でも利用できるよう、汎用性の高い設計にすることを目指しています。また、教員向けのサポート資料や技術サポートを提供し、円滑な授業の実施をサポートします。このアプリは、地域全体での環境問題への意識向上に貢献することを期待されています。

お問い合わせ

このアプリケーションに興味がある、自分の学校でも使ってみたいという方は是非お問い合わせください。